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思い出・過去の事

【混合】Kの告白

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私は専門学校でも自分は何者だろうと日々過ごしていた。自分と同じような人はいないだろうかと考えていたのだ。

クラスの中でひときわ浮く存在の女性がいた。彼女の名は「K」。私の生きてる中で言葉を心に突き刺してくれた人だ。

存在

Kはいつもクラスの中で浮いていた。彼女はいつもやかましく、自分を表現しようと一生懸命だった。

私のクラスの連中は年の割には穏やかでKをいつも窘めるように過ごしていた。彼女はいつも誰かに構って欲しく、何かにしがみつくようだった。

そんな彼女を見て自分と同じようだと感じていたのだ。彼女は自分の居場所を探すように人々の中に入っていくのだ。

類は友を呼ぶ

私の専門学校生活は日々苦痛だったと言えるが順調だった。女の部分は隠し、なんとか生活出来ていた。そんな中にひょんな事からKとバイクデートをする事になったのだ。

デートと言っても恋愛とかではない。ただKが私にしつこく付きまとうので一度だけバイクに乗せてやろうと考えたのだ。それで諦めてくれればと思ったのだ。

今考えれば彼女は私に同じ臭いを感じていたのだろうか?

何故かKは私のバイクの後ろに乗るといつもなら五月蠅いほど喋る口をつぐみ、まるで赤子のように私を掴んだのだ。

渦の中

公園につくと彼女と色々話をした。正直話したくなかった。少し怖かったのだ。なんて言うのだろうか順調に進んでいた専門学校生活が壊されるような気がしたのだ。

彼女は色々な悩みや日々の生活を私に語ってくれた。まるでダムが決壊したかのような口ぶりに私は彼女の傷の痛さが伝わってきた。

彼女の口が何かを語ると同時に私の中の何かが動くのだ。何かが何者に変わるのに時間はさほど必要なかった、何者かはじっとKを見つめた。

公園のブランコで二人ゆられていると何故か落ち着いた。秋の葉が私たちを見つめ、私達はお互いの存在を確認するかのように目を合わした。

告白

突然彼女は思いつめたような表情になった。今にも泣きだしそうな顔とは彼女の顔と言わんばかりの顔だ。

これから出てくる言葉は私の人生にも大きく左右する。そう思った。

「実は私は子供が出来ないかもしれないの」彼女の言葉はまるでコウモリのようだった。黒く、しかし早く存在が確認できないような。

紅葉に囲まれていた私たちは一気に黒紫色の空気に包まれた。まるで絵の具が一気に流れこんだようだった。空気の味が重く、飲み込む事さえ躊躇した。

同類だが憧れ

彼女の今までの愚かにも似た行動が全てが分かった。彼女は自分の居場所を探していたのだ。そして未来と戦わないように何かと戦い、悲しくも一人踊り続けていたのだ。

私は彼女の言葉で彼女と自分は似たもの同士だと錯覚した。でもそれは錯覚である。彼女は女の体をしている、「実は私は子供が出来ないかもしれないの」と言う言葉は子供が出来る可能性を完全に否定している訳ではないのだ。

私と彼女の間が一気に近づいたと同時に一気に溝が出来た。

「実は私は子供が出来ないかもしれないの」と言う彼女の悩みが羨ましくなったのだろう。彼女の悩みに憧れたのだ。

彼女との別れ際彼女から言われた事がある。

「いつも寂しそうにしているね」

口から出そうになった「助けて」。きっと彼女なら私の事を理解してくれると思ったのだろう。

何故か相談に乗っていた私が助けを求めようとしたのだ。だが分かっていた、彼女は私を助けられるような精神の持ち主ではない。

専門学校の友人から連絡がきた、Kが結婚したと。なぜだろう嬉しかった、そして寂しかった。

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